コックを捻ると、上に引っ掛けたシャワーから冷たい水が降ってきたけど、気にせずに浴び続ける。
もう冬だけどオレにはこっちの方がいい。こんな躰なんて。どうでもいい。
あちこちに痕がついた躰を水が伝ってこびりついた液体を洗い流していく。
そのときドアが開いて裸の真田さんが入ってきた。
「!!」
「俺があれで満足したとでも思ったのか?」
「・・・・・」
「ホラどうした?そこで脚開いて強請れよ。下さいって言ってな」
イヤだ。
「お前は淫乱だしな」
イヤだ。
「抱いて欲しいんだろう?」
イヤだ!!!

だけど、オレは何も言わないで真田さんの言うことを聞いて――――。


がばっと飛び起きた。
真っ暗な部屋のベッド。隣を見れば真田さんが静かに眠ってる。

「夢か・・・・・」

あんな真田さんなんてありえないのに。なんでオレあんな夢?

――――そんなこと夢なんだから考えるな。どこかから声が聞こえてくる。

・・・・・うん。夢だ。夢だから。忘れてしまおう。忘れてしまえ。

自分に言い聞かせてまた横になって目を閉じる。

なんで言い聞かせてるのかわかんないけど、これも忘れてしまえ。


あとがき
うわーん!!前に書いたEROと同じような表現ばっかでてくるよー!!orz
ホントEROって難しいね。出直してきます。やっと少し展開を見せました。